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インドネシア

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インドネシアの首都ジャカルタで、国内初の地下鉄となる大量高速交通システム（ＭＲＴ）が１日、商業運転を開始した。今月いっぱいは運賃を半額に設定している。
運賃は、初乗りが3,000ルピア（約23円）で、乗車区間に応じて最高１万4,000ルピア。月末までこの半額になる。
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駅構内で、運営会社ＭＲＴジャカルタが発行する乗車カードを購入して乗車する。１回使い切りの「シングルトリップ」カードは、券売機か窓口で購入する。料金は１枚１万5,000ルピア。目的地を決めて、その区間に応じた運賃を足した金額を支払う。券売機は、５万ルピア、２万ルピア、１万ルピア、5,000ルピアの各紙幣と、1,000ルピアと500ルピアの硬貨が使え、釣り銭も出てくる。

シングルトリップカードは、７日以内であれば駅の窓口で返金できる。入金（チャージ）が可能なプリペイド式「マルチトリップ」カードは、今後販売が予定されている。
運賃の支払いは、公共バス「トランスジャカルタ」傘下のミニバス用電子マネー「ジャクリンコ・カード」、または国内５銀行が発行する電子マネーカードも使える。ただし駅の窓口で販売しているのは、ＭＲＴの乗車カードだけで、電子マネーカードは取り扱っていない。
１日午後２時すぎ、中央ジャカルタのスティアブディ駅から乗車し、北端の終着駅ブンダラン・ホテルインドネシア（ＨＩ）駅で降りた。ブンダランＨＩ駅は、周辺が繁華街で利用客が多いのに、窓口や券売機の数が少ない。１カ所の窓口に、駅員が１人しか対応していないため、乗車カードを購入する乗客や、カードの返金を希望する乗客で長蛇の列。30分以上待ってようやく窓口にたどり着いた。
改札口では、乗客が銀行の電子マネーカードを読み取り機にかざしてもうまく反応せずに自動改札機のドアが開かないこともしょっちゅうで、改札前に長い列ができていた。
ＭＲＴの始発時間は、南端のルバックブルス駅からが午前５時30分、ブンダランＨＩ駅からが同５時36分。終電は、ブンダランＨＩ駅を午後10時１分に出発、同10時30分にルバックブルス駅に到着する。
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