富士フイルムのタイ現地法人フジフイルム（タイランド）は18日、「Ｘシリーズ」の最新モデル、ミラーレスデジタルカメラ「ＸーＴ100」を発表した。ポップ・ロック…

タイ

富士フイルムのタイ現地法人フジフイルム（タイランド）は18日、「Ｘシリーズ」の最新モデル、ミラーレスデジタルカメラ「ＸーＴ100」を発表した。ポップ・ロックバンドの「ポテト」や女性シンガーのヴィオレットさんをブランドアンバサダーに迎え、20～39歳の年齢層の取り込みを図る。
新製品は、2,424万画素のAPS―Cサイズセンサーを搭載。同社独自の色の再現技術との組み合わせで、高画質な写真撮影を実現した。
背面の液晶モニターは、「Ｘシリーズ」で初めて水平方向に反転することが可能になり、自分撮りにも対応する。また、スマートフォンのようなタッチ操作ができ、モニター上でピントを調整することができる。
新搭載の「常時転送」機能では、撮影中に画像を転送して会員制交流サイト（ＳＮＳ）上にアップすることが可能。無線ＬＡＮ「Ｗｉ―Ｆｉ（ワイファイ）」などを介し、撮影した画像を、事前登録した端末に自動転送することもできる。
「ＸーＴ100」は、ダークシルバー、ブラック、シャンパンゴールドの３色展開。価格は、カメラ本体で２万1,990～２万2,990バーツ（約７万8,000～約８万円）。標準レンズ付きキットは、２万5,990～２万6,990バーツ。
今月22日から販売する。製品はインドネシアから輸入する。
市場調査会社ＧｆＫによると、今年第１四半期（１～３月）のタイのデジタルカメラ市場は、前年同期比2.4％減の22億5,000万バーツ規模だった。そのうち、ミラーレスカメラは13億8,000万バーツで、全体の61％を占める。
今年３月時点の富士フイルムのミラーレスカメラ市場におけるシェアは、台数ベースで53％。シェアが50％を超えるのは今回が初めてだという。
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