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【外国企業の日本戦略】東京で外国人向け学生寮

英国発祥のGSA、目標2万ベッド

日本の大学の国際化や競争力強化に貢献しようと、東京都心で外国人留学生と日本人学生が一緒に暮らし学ぶ「混住型」の学生寮の建設・運営に参入する外国企業が登場した。英国発祥だが現在はドバイに本拠地を構え、オーストラリアや中国など世界8カ国で学生寮を運営するGSAだ。日本の不動産関連資産を主な投資対象とする独立系投資運用グループのスターアジアグループと共同で設立したGSAスターアジア(東京都港区)が、同社にとって日本初の学生寮「Hakusan House」を文京区白山に完成させ、今月末にオープンする。大学の国際化が進む中、外国人向けの学生寮の需要は底堅いとみて、将来は東京圏で2万ベッド分の学生寮を建設・運営する目標を立てている。