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【有為転変】第97回 ダーウィン港管理の失態(上)

オーストラリア社会の「詰めの甘さ」は、日常生活レベルで否応なく体験させられるものだが、さすがにこのレベルになるといささか言葉を失うほどだ。昨年の10月に、北部準州(NT)のダーウィン港の99年間に上る管理権を、中国企業の嵐橋集団(ランドブリッジ)に5億600万豪ドル(約437億円)で委託したことが、今頃になって再び騒がれている。日米豪3カ国の軍事同盟強化を確認し合う一方で、米ロサンゼルス港や神戸港の管理をわざわざ中国企業に委託するかのようなことを、オーストラリアは平然とやってしまっている。騒ぎが大きくなるにつれて、中国外交部の洪磊報道官が「米豪の懸念は不合理だ」と反発する事態にまでなっている。

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