企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）が世界的に活発化している。ベトナムでも第２のＭ＆Ａブームが起きる兆候があり、国内市場の規模が200億米ドル（約２兆300億円）に達…

ベトナム

企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）が世界的に活発化している。ベトナムでも第２のＭ＆Ａブームが起きる兆候があり、国内市場の規模が200億米ドル（約２兆300億円）に達すると予想されている。ダウトゥ電子版が報じた。
「Ｍ＆Ａフォーラム・ベトナム2014」が、来月７日にホーチミン市で開催される。それに先立ち、フォーラム主催者であるＡＶＭベトナムとダウトゥ紙が17日、記者会見を開いてベトナムにおけるＭ＆Ａの見通しを発表した。
ＡＶＭベトナムのリポートによれば、第１のＭ＆Ａブームは2008～13年にあり、総額は150億米ドルに達した。第２のブームは14～18年まで続き、200億米ドル規模になるとみられている。
この第２の波は、国営企業の再編、銀行業界の再編、民間企業グループの再編と発展など、山積する課題の解決を後押しすることが期待される。特に国営企業の株式会社化と国の資金引き揚げは、今回のＭ＆Ａブームの最大の動機付けになるとみられている。
リポートは、銀行、日用品製造、不動産、情報技術（ＩＴ）、運輸・ロジスティクスなどの各分野で、大規模なＭ＆Ａ取引が成立する可能性があると指摘し、大規模な国営企業の新規株式公開（ＩＰＯ）や民間企業の買収劇が演じられると予想している。

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