香港天文台(気象台)は3月30日夜、香港の大雨警報で最もレベルの高い「黒色豪雨警報」を発令した。瞬間最高風速は時速100キロメートルで、ゴルフボールほどの巨大なひょうも降った。一部の商業施設ではガラスが破損し、施設内が水浸しになったほか、天井が抜け落ちたりするなど深刻な被害が出た。3月31日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。
特に豪雨の被害が大きかったのは、新界・屯門地区や九龍中部の地区。九龍塘の商業施設、フェスティバルウォーク(又一城)では、ひょうで窓ガラスが大量に割れ、施設内が水浸しになり、エスカレーターや装飾品などに被害が出た。当時、商業施設は多くの人であふれており、買い物客らは直ちに施設内から避難した。
また、九龍塘や黄大仙などの香港鉄路(MTR)の駅では、駅構内に水が流れ込み、駅職員らが対応に追われた。
香港国際空港(チェクラプコク空港)では65便の出発便および61便の到着便が遅れるという影響が出た。
気象台の予測によると、悪天候は今月4日まで続く。特にきょう1日と3日は時折強い雨になる見通しで、注意が必要だ。<香港>
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