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首都で広範囲の洪水、物流と交通に乱れ

ジャカルタで29日、前日からの断続的な豪雨のために広範囲で洪水が発生した。道路の渋滞で物流に支障が出た。交通機関が乱れたため、従業員が出勤できない企業もあった。

州政府によると、州内43区のうち東ジャカルタを中心に11区で最大2メートル浸水したため、約1万人が避難した。道路の冠水状況は、南ジャカルタで幹線道路のガトットスブロト通りが最大40センチメートル、東ジャカルタで高速道路のクボンナナス出口付近で50センチメートルなどだった。北ジャカルタ・タンジュンプリオク港に向かう道路の一部は通行止めとなった。

日系物流会社の関係者によると、タンジュンプリオク港に向かう道路では、今月17~18日の洪水ほどではないものの、大渋滞が発生してトラック輸送に影響が出た。

陸運協会(オルガンダ)ジャカルタ支部のグミラン氏は、洪水と道路の破損による渋滞で港へのトラック輸送の効率が通常の3分の1に低下していると指摘。運送会社の損失は1日当たり110億ルピア(約9,300万円)以上に上るとの試算を示した。

公共交通機関は、北ジャカルタ・カンプンバンダン駅が冠水したため、ジャカルタ~西ジャワ州ボゴール間の鉄道のダイヤが乱れた。バスウエーは12路線のうち、第3路線(西ジャカルタ・カリデレス~中央ジャカルタ・ハルモニ)が運行を取りやめたほか、7路線が乗車規制や経路変更を強いられた。

南ジャカルタにオフィスを構える日系企業では、郊外の西ジャワ州ブカシやデポックから通勤する社員の遅刻や欠勤が相次いだ。

郊外でも一部の地域が浸水した。二輪最大手アストラ・ホンダ・モーター(AHM)の井沼俊之社長はNNAに対し、ブカシの工場では出社できない社員がいたが、生産への影響はないと説明。ただ、ここ1週間ほどの雨の影響は販売に出ており、通常より1割ほどペースが落ちていると明らかにした。

今年は洪水被害が首都圏だけでなく、全国的に広範囲に出ているため、供給の問題と消費意欲の冷え込みで、販売に与える影響は昨年よりも大きいとの見方を示した。


関連国・地域: インドネシア
関連業種: 自動車・二輪車運輸マクロ・統計・その他経済

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