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日産がアーバンの生産停止へ、新モデルの輸入で

日産自動車は5月29日、フィリピンで商用車「アーバン(日本名・キャビン)」の完全ノックダウン(CKD)生産を停止すると明らかにした。6月から販売を開始する新モデルを日本から輸入するためで、同じくCKD生産している四輪駆動車の生産は続ける。従業員の雇用は維持する考え。日産はフィリピンで、アーバンを最も多く販売しているが、新モデルの現地生産化については、政府の自動車振興策の出方次第との考えを示した。

ラグナ州サンタロサにある工場で、アーバンのCKD生産を停止する。6月15日から販売予定の新モデル「NV350アーバン」を九州工場(福岡県)から輸入するためで、価格競争力などを考慮して判断した。生産停止の時期については明らかにしていない。

同工場は日産の現地法人日産フィリピン(NPI)に24.5%を出資する地場ユニバーサル・モーターズ(UMC)が操業している。年産能力は1万2,000台。従業員数は172人で、NPIは雇用を維持する方針だ。四輪駆動車「パトロール・スーパー・サファリ」のCKD生産は続ける。

日産の担当者は同日、NNAに対して、NV350アーバンのフィリピンでの生産の可能性については「現時点では計画していない。ただ、政府の産業振興策『自動車ロードマップ』の今後の出方を含めて慎重に調査する」とコメント。「どこで生産するのが最適か考える」と述べた。

アーバンは日産がフィリピンで最も売っている車種で、現行モデルの年間販売台数は平均2,900台。タクシーなど商用向けに使われている。

日産はフィリピンではユニバーサル・モーターズの工場に加えて、台湾系のユーロン・モーター(裕隆汽車)を通じて同じくサンタロサで別の工場も操業している。年産能力は1万2,000台で、現在は小型セダン「アルメーラ(日本名・ラティオ)」をCKD生産している。

フィリピン自動車工業会(CAMPI)によると、今年第1四半期(1~3月)のNPIの販売台数は前年同期比31.6%増の2,455台。自動車輸入・流通業者連合(AVID)を合わせた自動車メーカー全体ではシェア3.4%の7位だが、同期では過去15年で最も多い販売台数となった。

NPIは今年の目標販売台数を前年(7,473台)比4割増に設定している。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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