ホーチミン市の若者が、クリスマスの支出に積極的だ。商品価格は昨年と比べて高くなっているにも関わらず、街角には買い物を楽しむ学生らの姿があふれている。18日付ベトナムネットが伝えた。
3区のボーティサウ通り、ハイバーチュン通りといったショッピング街や、郊外のスーパーマーケットなどでは、あちらこちらで若者たちがサンタクロースの人形やクリスマスボール、花飾り、リボンなどのクリスマスグッズを購入している。
高校3年生のホアン・ミン・トゥさんは今回が3度目の買い物だ。両親が友達を家に招待してくれたため、自分の部屋をきれいに飾ろうと考えているが、「買えば買うほど、まだ足りない気がしてくるの。今回で最後になればいいけど」と話す。前の2回で100万ドン(50米ドル、1米ドル=約78円)を使った上、この日は50万ドンを支出。「お金はかかるけど、両親は許してくれるの。高校最後の年だし、もうすぐ一生懸命勉強しなくちゃいけなくなるから」と屈託がない。
一方、カイくんは年々、クリスマスグッズが高くなっていると嘆く。「最も安いものでも数万ドンはする。1万ドン未満の商品なんてほとんど見当たらない」。例えば、カラフルなクリスマスボールや人形の価格は3万~7万ドン程度。グリーティングカードでも1万ドンからだ。
それでも、高騰する価格が若者の旺盛な消費意欲をなえさせることはなさそうだ。ボーティサウ通りの店舗経営者は、「以前、クリスマス飾りは家族向けだったが、今は若者が主要な顧客となっている」と説明。「親たちは出費を抑えようとしているが、彼らは欲しいだけ買ってくれる」とほくほく顔だ。中には部屋を飾り付けるために300万ドンも使った客もいるという。
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