香港政府は、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官がこのほど行った任期最後の施政報告(施政方針演説)で新たなビジネス街として開発することが決まった九龍東地区にモノレールを建設する計画だ。2023年の開通を目指す。林鄭月娥(キャリー・ラム)発展局長が13日明らかにした
120億HKドル(約1,186億円)を投じ、地下鉄(MTR)九龍湾駅から新設予定のMTR沙中線(沙田~セントラル)啓徳(カイタク)駅を経て観塘駅に至る全長9キロメートルの路線を敷設。これらの駅を含め全部で12駅を設ける。
2両編成で定員は250人、ピーク時には2分に1本の頻度で運行する。2031年には1日の乗客数20万人を見込む。
九龍東地区のモノレール計画はこれまでも何度か浮上していたが、今回の発表で正式に推進することが決まった。
林局長はモノレールの建設に当たって、官民パートナーシップ(PPP)方式を採用したいとの意向を表明。また計画の具体化に際しては意見公募(パブリックコメント)も行う方針を示した。
香港鉄路公司(MTRC)は早速、このモノレール計画に強い関心を示している。
<香港>
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