豪証券取引所(ASX)に上場する探鉱会社セントラル・ペトロリアムはこのほど、豪州中部サザン・ジョージーナ盆地でのシェールガス探査で、仏石油大手トタルと合弁契約を結んだと発表した。両社は同盆地内4カ所での探査に総額1億9,000万米ドル(約152億円)を投じる予定だ。7日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。
トタルは探査開始後4年間に発生するコストの8割を負担する見込み。探査プログラムの初期段階に6,000万米ドルを投じた後、トタルは第2~3段階に必要となる1億3,000万米ドルの投資を行うかを決定するオプションを有しており、すべての探査活動が終了した後、オペレーターとして鉱区権益の90%を取得する見通しだ。
セントラルは10月初めに、北部準州アマデウス盆地とペディルカ(Pedirka)盆地での探査に関して、石油大手サントスと合弁契約を結んでおり、最大1億5,000万豪ドル(約125億円)を投じることで合意していた。
豪州でのシェールガス事業は始まったばかりで、ブームに沸く米国に比べて大きく遅れをとっているものの、海外企業では米コノコフィリップスとノルウェーのスタトイル(Statoil)、英BGグループがすでに豪州のシェールガス事業に参画している。
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