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伊藤園がブランド展開本格化、地場と販社

伊藤園は1日、シンガポールの地域持ち株会社伊藤園アジア・パシフィック・ホールディングス(APH)が地場企業BPデ・シルバ・ホールディングスと合弁会社「伊藤園シンガポール」を設立すると発表した。シンガポールとマレーシアで自社ブランド製品の本格販売を開始し、甘い飲料が主流の現地嗜好(しこう)に合わせた商品を投入する。

合弁会社への出資比率は伊藤園APHが90%、BPが10%で、資本金は200万Sドル(約1億2,700万円)。1日に合弁の契約を交わした。

主力の「お~いお茶といった茶系飲料を含む清涼飲料水や茶葉製品を販売する。これまでシンガポール、マレーシアでは卸売業者を通じて一部商品を販売していたが、新会社設立を機に営業を本格化する。今年6月に伊藤園の全額出資子会社として伊藤園APHを設立した際には、域内各地で現地企業と合弁企業を設立する意向を示しており、今回の動きもこの一環。

■まずは日本から輸入

伊藤園の広報担当者はNNAに対して「伊藤園APH設立以来、域内で合弁会社を設立したのは今回が初めて。近く本格営業を開始する。茶系飲料は東南アジアでは加糖が主流であることから、現地ニーズに合わせた商品を展開する」と話した。当面は日本から輸出するが、年内にベトナム、ミャンマーの2カ国に生産拠点を設立するのに伴い、将来的には2カ国から出荷する可能性もある。具体的な商品ラインアップなどは未定。

BPデ・シルバ・ホールディングスは1981年設立。茶の製造加工、飲食店事業運営などを手掛ける。「現地市場で生産、流通、物流などの幅広いノウハウを持っていることから資本提携先に選んだ」(同担当者)という。

アジア地域では11月をめどにベトナム、ミャンマーで駐在員事務所を開設。年内には両国で現地企業と合弁会社を設立して飲料工場を建設し、ペットボトル入り茶系飲料やミネラルウオーターなどを製造する。生産開始から3年後の黒字化を目指すという。

当面はシンガポール、マレーシア、ベトナム、ミャンマーの4市場に注力するが、今後はその他の国・地域の市場開拓も視野に入れており、東南アジア諸国連合(ASEAN)で伊藤園ブランドの認知度向上に努める。

現在の海外売上高比率は3%未満。長期経営計画では連結売上高5,000億円を目標に掲げており、このうち1割の500億円を海外売上高としたい考えだ。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: 食品・飲料

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