自動車製造業者協会(ガイキンド)は、9月の新車販売台数(速報値)が9万台だったと明らかにした。前年同月からは12.7%の増加。政府が6月中旬に導入した自動車ローンの頭金規制の影響は出ておらず、通年で100万台突破の可能性が高まった。2日付ビスニス・インドネシアが伝えた。
ガイキンドのスディルマン会長によると、1~9月は前年同期比21.9%増の80万4,000台となり、年間100万台まで残り3カ月で20万台弱に迫っている。昨年10~12月の実績は23万4,326台で、今年も前年並みなら大台を超えることになる。
トヨタ自動車の現地販売会社トヨタ・アストラ・モーター(TAM)のジョコ取締役は、「需要が伸びており、出荷すれば売れる状況だ」と指摘し、「9月までの販売にローン規制の影響は出ていない」との認識を示した。ただ、規制の影響については、「10月の販売台数も引き続き注視する必要がある」と慎重な姿勢を崩さなかった。
上位3メーカーの9月の販売台数は、トヨタが3万3,700台、ダイハツ自動車とスズキが各1万3,000台で、イスラム教の断食明け大祭(レバラン)休暇により営業日が少なかった8月より各社とも2桁伸びた。
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