建材大手YKK AP(東京都千代田区)は、インドネシアで中間層の需要取り込みを強化する。これまで高級住宅向けの完成品窓枠で高いシェアを確立してきたが、昨今活況な上位中間層(アッパーミドル)向けの住宅市場に照準を合わせて、ノックダウン(組み立て)式商品を手頃な価格で提供し、市場シェア5割を目指す。現地に研究・開発拠点を持つ強みを生かしながら、インドネシアでは他社にないというアルミと木材のハイブリッド玄関ドアや、アルミ製のカーポートなどの商材を新たに投入。雨漏りや音漏れなどを防ぎ、住環境の課題解決につなげる。