デンマークの風力タービン世界大手ベスタス・ウインド・システムズは、インドの販売部門を縮小する。広報関係者ミッケル・フリストムセン氏の話をビジネス・ライン(電子版)が伝えた。
世界の風力発電市場が「難しい時期」(同氏)に差し掛かっていることが背景。ベスタスは採算性と効率性の改善に取り組んでおり、インド事業の体制とアプローチを再評価した結果、販売部門を縮小し、既存の発電所に対する高付加価値サービスの提供や保守業務に注力すべきとの方針を固めたという。同氏は「事業の縮小に合わせ、従業員数も調整する」と付け加えた。
オンライン業界紙パンチャブータの編集者ビニート・ビジャヤラガバン氏によると、インドの風力発電市場は「数は少なく、規模は大きくの方向にシフト」している。同氏によると、発電所の建設や運営に直接関与しないのであれば、ベスタスは最良の判断を下したことになる。
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