カルビーは7月31日、台湾系食品大手、頂新グループの康師傅方便食品投資(中国)、伊藤忠商事と3社共同で、浙江省杭州市にスナック菓子の生産販売を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。3社は現在、天津市でも合弁会社の設立を進めており、中国での売上高とシェアの拡大を図る。
新会社の名称は杭州カルビー食品。資本金は2,000万米ドル(約15億6,400万円)で、カルビーが51%、康師傅方便食品投資(中国)が45%、伊藤忠商事が4%をそれぞれ出資する。設立は今年10月となる見込み。
工場は来年1月の稼働を予定しており、まずは「かっぱえびせん」や「じゃがビー」などを生産する。将来的には「ポテトチップス」や「じゃがりこ」などの生産も計画しているという。生産能力は未定。
カルビーは2018年3月期に中国のスナック菓子市場でシェア10%、売上高500億円を目指しており、今回の合弁設立もその一環。今後の中国での事業展開については「華西地域などで検討中」としている。<浙江>
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