陸上交通庁(LTA)が発表した7月の新規自動車登録台数は、前年同月比5.8%減の2,335台となり、前月の9.2%減から減少幅が縮小した。ただ、4カ月連続のマイナス成長となっている。トヨタ自動車は2位のBMWに100台近い差をつけ、3カ月ぶりに首位に返り咲いた。
メーカー別では上位15社中8社が前年同月からプラス成長となった。中でも首位のトヨタは60.5%増の435台と大幅に台数を伸ばした。トヨタ以外に上位15位内に入ったのは、マツダ(約2.1倍の45台)、ホンダ(43.4%減の43台)、日産自動車(44.3%減の39台)の3社。日産自動車は前月の8位から14位に後退した。このほかの日系メーカーは、スズキが25.0%増の15台、スバルが11.1%増の20台、三菱自動車が66.7%減の3台だった。
ドイツ勢は明暗が分かれた。前月首位のBMWは17.6%減の342台で2位に転落。メルセデス・ベンツ(3位)も40.0%減の283台と2桁減となった。一方、前月2桁減のマイナス成長だったアウディ(5位)は一転して19.0%増の188台。フォルクスワーゲン(4位)も7.2%増の252台と堅調に台数を伸ばした。
韓国勢は、現代自動車(7位)が40.3%減の114台、起亜自動車(8位)が27.9%減の62台といずれも2桁マイナスとなり不振だった。
■環境車は0.6%増
乗用車の総登録台数のうち環境適合車の数は、7月末時点で6,714台。前月末比では0.6%増加した。総登録台数(61万2,501台)に占める比率は、1.1%だった。
ハイブリッド車は1.5%増の4,229台となった一方、圧縮天然ガス(CNG)とガソリンの併用車は1.0%減の2,483台となった。電気自動車は2台で前月から変わらず。
環境適合車にはハイブリッド車やCNG車、CNGとガソリンの併用車、電気自動車が含まれる。
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