医療技術開発などを手掛けるメディネット(横浜市港北区)は15日、医療機器に関する技術コンサルティングなどを手掛ける日系現地法人、北京邦万医療技術(北京市朝陽区)を買収し、完全子会社化すると発表した。買収額は非公開。今月中にも買収は完了し、本格的な営業開始は年内を見込んでいる。メディネットにとっては初の海外拠点となる。
メディネットによると、買収後の北京邦万医療技術の業務は、主にメディネットが持つがん治療に関わる免疫細胞治療技術の技術コンサルティングになる予定。北京邦万医療技術が持つ人脈を活用し、主要都市の大学や医療機関向けに営業を行う。中国ではがん患者が毎年280万人増えており、需要が見込めると判断した。
北京邦万医療技術は、バイオワン(東京都新宿区)の完全子会社で2005年の設立。今年5月末現在の資本金は3,000万円。
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