モバイルバンキング加入者が3,000万人を突破し、インターネットバンキングから進化した「次世代モバイルバンキング」の需要が高まっている。顧客層別のサービスが競争力の鍵だ。電子新聞が伝えた。
ハナ金融経営研究所の報告書によると、多機能携帯電話(スマートフォン)基盤のモバイルバンキング加入者は3,000万人を超えたが、一方で増加速度は弱まったという。このため、時代に合った次世代戦略の必要性が高まっている。
残高照会や振り込みなどの一般的なサービスだけでなく、利用頻度や年齢、性別などで顧客を細分化し、画面表示方法や金融商品などを差別化して提供する方法が有効だ。また、顧客の購買履歴や位置情報、消費パターンなどを分析し、活用率の高いカードを、特典や種類に応じて紹介する方法も考えられる。報告書では、こうした分析と戦略実行についてすでに具体化すべき時期に入っていると主張した。
同研究所関係者は「顧客の多様な利用情報を組み合わせて金融サービスへの要求を把握する分析力が問われる」と話した。
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