国内消費者の8割は、製品を購入する際に価格よりもブランド名などを重視する――。市場調査会社カンター・ワールドパネルが実施した調査でこのような結果が明らかになった。2日付ビジネスワールドなどが伝えた。
調査では、全体の84%が「より安価な代替品がある場合でも、知名度が高く信頼できる製品を購入する」と答えた。また、62%が「高価格の製品は高品質とみなす」と回答。カンター・ワールドパネルでは、「(国内消費者が)購入を決定する際には、価格よりも利便性や品質、ブランド名などを重要視する傾向にある」と分析している。
同社はまた、「個別包装の普及を受け、高価格の製品を購入する傾向は高所得層以外にも広がっている」と指摘。例として挙げたシャンプーと石けんでは、昨年の売上高のそれぞれ69%、47%を個別包装の製品が占めたという。
調査は日用消費財(FMCG)の消費動向の把握を目的として、国内3,000世帯を対象に実施された。
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