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ビール大手のABI、無許可生産で処罰か

ベルギーのビール世界最大手、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABI)が湖南省で設けたビール工場が生産許可が失効した状態のまま生産を続けていたことが明らかになった。同社は11年7月に生産許可証の有効期限を迎えていたが、その後も生産を続けていたとされる。同期間の生産高は1億元(約12億4,800万円)を超えるとされており、今後巨額の罰金が科される可能性が高い。17日付中国質量新聞網が伝えた。

問題は今年1月に発覚。湖南省安化県の質量技術監督局(質監局)がABIの現地法人である「百威英博(湖南)ビール(湖南省長沙市)」が生産する「ハルビンビール」に生産許可の無い製品が約600リットル存在することを発見。その後の調べで同社が11年7月7日に生産許可を失効し、同年11月4日に許可を再取得していたことが明らかになった。発見されたハルビンビールは失効から再取得までの期間内に生産されたものだという。

湖南省質監局は11年4月に百威英博(湖南)ビールの生産許可更新のための調査を実施。同社の生産施設や設備に衛生面などで多くの不備があったため同局は許可を付与せず問題改善と生産停止を要求した。しかし同年8月に行われた再審査でも同社は不合格となり、同11月4日にようやく生産許可を再取得したが、その間も通常通り生産を続けていたという。

食品の生産許可の管理規定である「食品生産許可管理弁法」によると、食品生産許可を取得する企業は有効期限に至る6カ月以上前に更新の申請を行わなければならないと規定されている。施設に不備があった場合などの改善に充てる期間を設けるためとしているが、百威英博(湖南)ビールは自社に対する過信から3カ月前に更新の申請を行っていた。

また食品の安全管理をする「食品安全法」によると、許可なく食品を生産したり、違法な生産設備や原材料によって食品を生産した者に対し、その生産高が1万元を超える場合は生産高の5~10倍の罰金を科すと規定されている。百威英博(湖南)ビールの生産許可失効期間の生産高は1億元を超えるとされており、罰金は巨額になりそうだ。

湖南省質監局は「百威英博(湖南)ビールが法を犯したのは明らか。失効期間中の販売状況を詳しく調べて厳しい処罰を下す」としている。<湖南>


関連国・地域: 中国-湖南欧州
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済社会・事件

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