住宅開発最大手のビスタ・ランド・アンド・ライフスケープスは、パラワン州プエルトプリンセサなど3カ所の「観光地隣接型」の分譲住宅開発に総額20億ペソ(約37億円)を投じる計画を明らかにした。総面積34ヘクタールの敷地に合計2,400戸の住宅を整備する。1戸当たりの価格は80万~350万ペソで、合わせて50億ペソ程度の売り上げを見込んでいる。25日付マラヤなどが伝えた。
住宅開発を予定しているのは、イロコススール州ビガン、ボホール州タグビララン、プエルトプリンセサの3カ所。いずれも「カメリア」ブランドで展開し、年内の発売を予定している。
このうち、スペイン統治時代の町並みが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているビガンでは、隣接するバンタイ町の15ヘクタールを対象に住宅開発を行う。一方、景勝地チョコレート・ヒルズなどで知られるボホール島のタグビラランではボホール海(ミンダナオ海)を見下ろす高台、「新・世界自然七不思議」に指定された地下河川のあるプエルトプリンセサでは海岸から2キロメートルの緑豊かな地区にそれぞれ開発用地を確保している。
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