SBIホールディングス(東京都港区)の子会社であるSBIモーゲージ(東京都港区)は4月30日、韓国取引所(KRX)から有価証券市場(KOSPI市場)へ上場した。
日本に本社を置く企業の有価証券市場上場は初めて。また同日、韓国預託証券(KDR)の売買を開始した。
同社は「今回のKOSPI市場上場による国際的な信用力と知名度の向上を契機とし、さらなる競争力の強化、および韓国国内における事業展開を図りたい」とコメントした。
しかしこのところの新規株式公開(IPO)人気にもかかわらず、初値が公募価格(7,000ウォン=約500円)を下回る6,300ウォンとなるなど厳しい出足となった。誓約競争率も1.81対1にとどまった。
背景には、日本企業として初めて韓国株式市場に上場した、インターネット広告を手がけるネプロアイティ(東京都中央区)と中国高繊の上場廃止などにより外国企業に対する投資家の投資心理が冷え込んでいることがある。
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