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信金中金、販路開拓支援で初の実店舗活用

信金中央金庫(東京都中央区)は、シンガポールで取引先の商品を展示するスペースを設置した。越境電子商取引(EC)を活用して取引先企業を支援する取り組みの一環となる。これまではECサイトなどオンライン上で販路開拓を支援してきたが、海外の実店舗を活用するのは初めて。今後は他国・地域でも実施していく考えだ。

展示スペースは、JR東日本がシンガポール中心部で運営する飲食店「ジャパン・レール・カフェ」に設置した。期間は8月1日から31日までとなる。

現地のECサイト「ショッピー」内に設けた、取引先の商品を販売する特設ショップ「ジャパン・プライム・セレクション」で販売されている12社の19商品(12日時点)を展示している。化粧・美容品、美術用品、日用雑貨、伝統工芸品が含まれる。今後、出店企業や商品数を増やす予定。

通常はネット上でしか見られない高品質な日本の商品を実際に手に取ってもらい、購買ニーズを刺激する。商品の購入希望者はジャパン・プライム・セレクションのサイトに誘導。インフルエンサーが展示スペースで商品をPRするプロモーションも実施する。

取引先の中小企業を対象にした越境ECの活用支援の一環として、海外での試験的なプロモーション企画となる。今回の展示スペース設置を機に、引き合いがあれば商社などバイヤーへの商品提案や、百貨店での販売提案などにもつなげる意向だ。

信金中金は、新型コロナウイルス禍で渡航が制限される中、昨年4月にジャパン・プライム・セレクションを開設。30社が53商品を出品中(7月時点)で、オンラインを活用した取引先の販路開拓支援に力を入れている。

新型コロナ関連の規制緩和で経済活動の再開が進む中、ネットとリアルの両方で支援する取り組みを強化するため、シンガポール現地法人・信金シンガポールと連携して展示スペースの設置を決めた。

信金シンガポールの担当者は、「これまで交流サイト(SNS)での広告配信やオンライン上での割引クーポンキャンペーンなどを行ってきたが、海外での販路開拓支援に関する『リアル』な取り組みは今回の展示スペース設置が初めてになる」と説明した。

ジャパン・プライム・セレクションではマレーシア、台湾向けにも商品を販売している。今後は台湾でも商品をPRする展示スペースの設置や、インフルエンサーを起用したプロモーションを検討している。

信金中央金庫は、取引先企業の海外販路開拓支援に向け、シンガポールで取引先の商品を展示するスペースを設置している(信金中金提供)

信金中央金庫は、取引先企業の海外販路開拓支援に向け、シンガポールで取引先の商品を展示するスペースを設置している(信金中金提供)


関連国・地域: 台湾シンガポール日本
関連業種: 医療・医薬品金融IT・通信小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

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