マレーシア国営電力テナガ・ナショナル(TNB)は22日、近隣各国の電力公社とエネルギー卸供給契約(EWA)を締結したと発表した。テナガは、ラオスで発電された電力をマレーシア経由でシンガポールに供給する役割を担う。
同契約はテナガとラオス電力公社(EDL)、タイ発電公団(EGAT)の3者間で締結された。契約期間は、今月22日から2年間。各社が保有する設備を利用し、ラオスから3万~10万キロワットの電力をシンガポールに供給する内容で、テナガはラオス電力公社から有料でシンガポールへの送電業務を請け負う。同公社が所定の電力を供給できなかった場合でも、テナガが不足分を補う義務はない。
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