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豪退職年金の利回り、13年ぶりマイナスに

オーストラリアのスーパーアニュエーション(退職年金)基金の運用利回りが、2021/22年度(6月期)に13年ぶりにマイナスとなる見通しだ。インフレ加速や経済成長の鈍化、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)の金融引き締めにより、6月に株式市場の下落が続いていることが要因で、グロースファンドのうち成長資産への投資割合が61~80%の中間ファンドの利回りはマイナス5%になると予想されている。21日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。

調査会社チャント・ウエストは、5月の運用成績を調査。グロース型の中間ファンドの利回りは同月にマイナス1%となり、本年度初めから5月31日までの期間では0.1%のプラスとなった。6月の成績を算入した場合、本年度の利回りはマイナス5%になると試算した。

本年度に運用成績が損失となれば、スーパーアニュエーションへの加入が義務付けられた1992年以降5回目の損失になる。

一方前年度の利回りは18%と好成績だったほか、中間ファンドの成績は月初来の損失を考慮に入れても新型コロナウイルス流行前の20年1月末の数値を5%上回っている。

チャント・ウエストは安心材料はあると強調し、加入者に対しパニックを起こさないよう促している。

■運用成績テスト、政府が見直しへ

連邦政府のジョーンズ財務相補佐は、モリソン前政権が導入したスーパーアニュエーションファンドの運用成績テストを一部見直す計画だ。成績の測定は必要だと認めた上で、現在の制度は欠陥があり、投資判断に逆効果だとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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