故郷の北海道は冬のアイスクリーム消費量が日本一と言われているが、暖かい室内で食べるのが至福なのであって、決して外で食べているわけではない。一方、台湾のかき氷店は冷房で冷えた店内でさらに冷たいかき氷を食べる。一度おなかを壊して敬遠していたが、先日、コロナ前に日本人観光客が行列を作っていた近所の有名かき氷店に冷房がないことを知った。
初めて入ってみたところ、冷房のない店は台湾人に不人気なのか、店内はガラガラだった。名物のマンゴーかき氷を注文。みるみるうちに溶けていったが、じめっとした暑さと冷たいかき氷のコントラストで夏を感じられた。
店員は日本語が話せ、店内の日本語案内やテレビの日本語放送にもコロナ前の名残を感じる。同店の営業は夏のみだが、今年も日本人観光客が戻ることは難しい。店員が日本語を忘れないように、足しげく通おうと思う。(妹)
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