フィリピンで送電事業を手掛けるフィリピン全国送電社(NGCP)は、ルソン島南東部の南カマリネス州とカタンドゥアネス島を結ぶ送電線敷設事業をエネルギー統制委員会(ERC)に申請した。事業費は95億ペソ(約237億円)に上る。20日付マニラスタンダードが伝えた。
送電線や変電所を整備し、南カマリネス州からカタンドゥアネス島に電力を供給する。同島の電力需要増加に対応する狙いがある。
全国送電社によると、カタンドゥアネス島の2020年のピーク時電力需要1万5,000キロワットに対し、契約供給量は1万180キロワットにとどまっていた。
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