米ディズニーとピクサーによるアニメ映画「ライトイヤー(邦題:バズ・ライトイヤー)」が当地でも公開されることが決まった。ただし16歳未満の観覧は禁止である。
同映画は女性同士のカップルが登場することで、中東やアジアの国を中心に物議を醸している。ロイター通信によると、マレーシアやインドネシアを含む少なくとも14カ国で上映禁止となるほか、最大市場の中国でも上映されないとの見方が有力だ。
当地の市中では同性カップルらしき人を見かけることがよくあり、知人にも同性愛者を公言している人がいる。ただ法律上、こうした人々を保護する制度はなく、男性間性交渉に至っては禁じられている。最近では少しずつ政府の態度も変化しており、性的少数者の保護に向けた動きがある。制限付きではあるが、ライトイヤーの上映決定も変化の一端だと感じる。(薩)
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