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大麻の栽培・使用解禁に専門家が警鐘

タイで大麻とヘンプ(テトラヒドロカンナビノール=THC=の含有率が0.2%以下のアサ科植物)の保健・医療目的の家庭栽培、使用が解禁されたことで、医師が娯楽目的の使用への懸念を示している。関連法の整備の遅れなどが理由。バンコクポストが12日報じた。

タイでは麻薬法に基づき、大麻、ヘンプは栽培・加工・販売などを禁止する「第5種麻薬」に指定していたが、段階的な制限緩和を経て、今月9日に第5種麻薬指令を解除する保健省令が発効した。

タイ国立チュラロンコン大学医学部のチャンチャイ学部長は、大麻・ヘンプ使用の年齢を制限する法令がないとして、若者が容易に使用できることへの懸念を示した。大麻・ヘンプ法の制定作業が進められているが、現時点では、誰もがどこでも大麻・ヘンプを売買できると指摘した。同大学医学部依存症研究センターのラサモン・ディレクターも、制限する法令がないことから、若者らによる大麻・ヘンプの乱用を懸念していると明らかにした。

飲酒運転反対の運動を続けている市民団体「ドント・ドライブ・ドランク・ファンデーション」の事務局長を務めるテージン医師は、大麻・ヘンプを使用した運転手による交通事故を懸念していると明らかにした。大麻・ヘンプ使用の運転を禁止する法令がないことが問題であり、罰則は飲酒運転よりも厳しくするべきだとの考えを示した。

プラユット首相は、保健・医療目的で解禁したのであり、娯楽使用のためではないと主張しているが、不適切な使用への懸念も示している。タナコン政府報道官によると、アヌティン副首相兼保健省が国家大麻委員会の会議を開き、不適切な使用への対応を協議する計画だ。


関連国・地域: タイ
関連業種: 医療・医薬品農林・水産マクロ・統計・その他経済

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