中国から寄贈された中国医薬集団(シノファーム)製の新型コロナウイルスワクチン1,000万回分のうち、最後の500万回分が29日、ミャンマー最大都市のヤンゴン国際空港に到着した。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが30日伝えた。
中国は1,000万回分の新型コロナワクチンと1,300万回分の注射器をミャンマーに寄贈した。18日に、第1弾となるワクチン500万回分がヤンゴン空港に到着していた。
29日には、在ミャンマー中国大使館から寄贈された移動式の検査車両2台も、北東部シャン州ムセ経由の陸送でヤンゴンに到着した。
寄贈されたワクチンは、5~12歳児に接種される予定だ。移動式検査車両は、RT―PCR検査施設のない国境地域に配置されるという。
中国の陳海・駐ミャンマー大使は、29日午前にヤンゴン空港で行われた引き渡し式で、「ワクチンと検査車両の寄贈は、新型コロナに対する中国とミャンマーの共闘精神の象徴」と説明。「習近平国家主席が提案する中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)のヘルスシールド(健康の防衛網)の実現に寄与するもの」と述べた。
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