川崎汽船は26日、マレーシアの国営石油ペトロナス向けの液化天然ガス(LNG)輸送船1隻目が竣工(しゅんこう)したと発表した。
LNG船「ラジェンダ・スリア」は、造船契約を結んだ中国の滬東中華造船が製造した。全長239.4メートル、型幅36.6メートル、タンク容積は7万9,958立方メートル。ガスだき低速ディーゼル機関「X―DF」を搭載し、速力は17.5ノットとなっている。
川崎汽船は2020年2月、ペトロナス傘下のペトロナスLNGとLNG船2隻を対象とした、長期定期用船契約を締結。併せて、滬東中華造船と造船契約を締結した。
2隻目となる姉妹船「ラジェンダ・セレニティー」は来月の竣工予定で、2隻ともマレーシア・サラワク州のビントゥル港から中国・上海市政府系のエネルギーインフラ企業、申能集団向けのLNG輸送に使用される。
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