ベトナムの首都ハノイ市は運輸省に対し、同市2カ所目の国際空港を市南部のトゥオンティン郡に建設する計画を提案した。ハノイ・タイムズが22日伝えた。
中心市街地からの近さや、道路接続の利便性、道路以外にも水路や鉄道といった交通手段があることを利点に挙げている。
敷地面積は、年間旅客取り扱い能力5,000万人のノイバイ国際空港と同等の1,300ヘクタール。現在は農地を主とする地域のため、他の公共事業よりも用地確保が円滑に進むと見込んでいる。
計画は、同じく市南部のフースエン郡に新空港を支える衛星都市域を開発することも想定している。同郡には1,000ヘクタールを超える工業用地があり、工業区や複合交通手段、倉庫、物流施設も整備する。
ベトナムの民生用空港は現在、国際空港10カ所を含む全22カ所。今回の計画を含めると2030年までに26カ所となり、旅客取り扱い能力は2億7,800万人に増大する。
同市南部に新空港ができることで、新興観光地のニンビン省など、周辺地域にも恩恵が及ぶと期待されている。
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