タイで「MG(名爵)」ブランド車を販売する中国とタイの合弁MGセールス(タイランド)は、タクシー運転手向けに電気自動車(EV)購入の特別低利ローンを提供すると明らかにした。EVタクシーの普及を後押しする。ターン・セータキットの最新号が報じた。
カシコン銀行傘下で自動車の割賦販売・リースを手がけるカシコン・リーシング(Kリーシング)およびシンガポールの配車サービス大手グラブのタイ法人グラブ・タイランドと共同で、保証人と頭金が不要の特別低利ローンを提供する。毎日の支払額は227バーツ(約851円)から。対象となるEVはスポーツタイプ多目的車(SUV)「MG・ZS・EV」とステーションワゴン「MG・EP」の2モデル。
グラブ・タイランドによると、タイでグラブに加盟しているタクシー運転手全体の73.5%がEVの購入を検討しており、グラブは2026年までに加盟車両の10%をEVにする目標を打ち出している。
MGはEVの販売を重視しており、3月にタイ政府がEV購入者向けの優遇策を打ち出してから1カ月でEV4,500台の予約を獲得した。
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