オーストラリアの人口100万人当たりの新型コロナウイルス感染率が、世界各国と比較して高水準となっていることが、世界のデータベースで分かった。先週の7日間の平均新規感染者数は4万8,000人以上となり、ドイツや米国などに次いで多かった。また専門家は、新型コロナの変異株「オミクロン株」の亜種の感染が拡大すると予想している。公共放送ABCなどが伝えた。
国内の新型コロナによる死者は累計約7,800人。一方、直近の1日当たりの平均死者数は40人と、3月以降2倍となっている。感染者数は、昨年12月末には40万人をわずかに超えていたが、現在は約650万人に上る。
メルボルン大学の疫学者、バクスター氏は、感染者や死者は増加する可能性があると指摘。「感染者の増加に伴い、オミクロン株の新しい亜種が国内に入って来るとみられ、さらに深刻な影響を与えるかもしれない」と述べた。
■機内マスク義務、カンタスは維持
ブリティッシュ・エアウェイズやアメリカン航空、デルタ航空など大手航空会社が機内でのマスク着用義務を緩和している中、カンタス航空は、着用義務が撤廃された国への路線を含むすべての便で、乗客に対しマスク着用を求めている。
カンタス航空は、マスク着用義務に関して、州政府と連邦政府と協議を続けているとした。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。