台湾衛生福利部(衛生省)中央流行疫情指揮中心は12日、新型コロナウイルス感染者の飲み薬について、13日から家族や友人が病院で代理受診を行った上で受け取ることができるようにすると発表した。
指揮中心は、重症化のリスクがあり、米ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬「パキロビッド」を服用する必要がある軽症・中等症の患者に適切な治療を施すための措置だと説明した。
指揮中心によると、濃厚接触者として自宅などで隔離を行っていない家族や友人を代理人にできる。代理人は感染者の全民健康保険(日本の国民健康保険に相当、健保)カードと陽性を証明できるもの(全民健康保険のアプリ「健保快易通」のPCR検査結果の画面やデジタル証明書などを含む)を持って域内に124カ所ある指定病院を訪問し、代理で診察を受ける。医師の評価を経た上で、治療に関する同意書にサインし、医師の処方箋を通じて薬局で薬を受け取る。
指揮中心は「感染者は医師の指示に基づいて薬を服用しなければならない。自分で勝手に薬の量を調節しないように」と注意喚起した。服薬後に深刻な不調が表れた場合はすぐに病院などに連絡するよう促した。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。