韓国斗山グループで建設機械専門の斗山ボブキャットは26日、水素燃料電池基盤の小型建設機械の開発に向け、地場エネルギー大手のSK E&Sと米燃料電池大手プラグパワーが設立する合弁法人と協力覚書を締結したと発表した。
今後は、斗山ボブキャットが水素フォークリフト開発を担当し、SK E&Sとプラグパワーの合弁法人が燃料電池の開発と供給、水素充塡(じゅうてん)ステーションの設置を手掛ける。両社は今回の協力を通じて、韓国産業通商資源省が支援する水素フォークリフト商用化の実証実験モデル事業にも参加する。
水素燃料電池車は、電気自動車(EV)と異なり長距離走行や高重量の貨物運送も可能で、フォークリフトなら3分以内の急速充電も可能だ。すでに米国では水素フォークリフトが5万台以上普及しており、日本やドイツでも物流センターなどで実用化が進んでいる。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。