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最高の味 日本の匠と追求

ビームサントリーの挑戦(下)

サントリーホールディングス(HD)の完全子会社、米ビームサントリーは2018年後半、インド産ウイスキーの製造販売への参入を決めたものの、その後は苦労の連続だった。ビームサントリーのインド法人の開発チームは、ジャパニーズウイスキーの匠(たくみ)、サントリー5代目チーフブレンダーの福與(ふくよ)伸二氏とともに、インド人消費者にとって最高の味を追求。試行錯誤の末、インド産ウイスキーのプレミアム版「オークスミス」をつくり上げた。普段、日本で活動する福與氏は発売までの1年間で6回来印した。【鈴木健太】