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経済優先、感染急増でも不変

リスク基準改定、観光にも期待

ベトナムではテト(旧正月)休暇明け以降、新型コロナウイルスの感染者が急増し、15日には初めて3万人の大台を超えた。しかし、規制の緩和で経済を成長軌道に戻す政府の方針は揺らいでいない。1月末には新型コロナのリスク評価基準を改定し、地域ごとのリスク評価を新たな感染数ではなく、重症者数と死亡者数を重視する方針に変更。15日からは国際定期便の運航をすべての国・地域対象に認める制限緩和に踏み切り、「ゼロコロナ政策」で国境を閉ざす一部周辺国との違いを鮮明にした。