NNA ASIA

コロナ後の労働力確保に懸念

国内は少子化、出稼ぎ者も戻らず

タイで労働力不足が顕在化しつつある。少子高齢化により長期的に労働力の減少が続くとみられることに加え、足元では新型コロナウイルス感染症の流行を受け、出稼ぎ外国人労働者が大量に帰国したまま戻らず、労働集約型産業を中心に労働力確保が難しくなっている。また、コロナ禍で不振が続く観光業からは将来性への不安から就職希望者が減少し、優秀な人材確保が難しくなっているとの指摘もある。