インドネシアでは年末年始まで、幸い新型コロナウイルスの感染者数は低く抑えられてきた。当初、感染対策として計画されていた全国一斉の行動制限強化も撤回され、年末年始の休暇中は、すっかりコロナのことを忘れてしまっているような人も見られた。
地方にある島の観光地を訪れた際、マスクをしていないガイドに出会った。理由を聞いてみたところ「この島では皆健康で、コロナに感染している人はいない」と話し、もうコロナから自由になったと考えていたようだった。別の人は、マスクは常にポケットの中に入れているが、監視員もめったにやってこないから、マスクは付けたことはないとのことだった。
もし多くの国民がこのような調子でいるのであれば、インドネシアがコロナ禍を克服できるのはいつになるのだろう。オミクロン株の感染拡大もあり、油断は禁物だ。(エ)
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