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フォード、タイ工場増強に1000億円を投資へ

米自動車大手フォード・モーターは8日、タイの工場の増強へ総額9億米ドル(約1,021億円)を投じると発表した。1トンピックアップトラック「レンジャー」と乗用ピックアップ(PPV)「エベレスト」の次世代モデルの投入を見据えた生産ラインの自動化などを計画している。フォードによるタイにおける単体の投資規模としては過去最大になる。

フォード・モーターは3月に開かれた「第42回バンコク国際モーターショー」でも1トンピックアップトラック「レンジャー」を訴求した=タイ・ノンタブリ県(NNA撮影)

フォード・モーターは3月に開かれた「第42回バンコク国際モーターショー」でも1トンピックアップトラック「レンジャー」を訴求した=タイ・ノンタブリ県(NNA撮影)

フォードは、タイ子会社のフォード・タイランド・マニュファクチャリング(FTM)と、フォードとマツダが折半出資するオートアライアンス・タイランド(AAT)が東部ラヨーン県で工場を操業している。

1トンピックアップトラック「レンジャー」とPPV「エベレスト」の次世代モデルの市場投入を見据え、生産効率化に向けた最新設備を導入する計画だ。車体部門と塗装部門で新たに356台の最先端の生産ロボットを導入し、現行比2倍程度に増強する。これによって車体部門の自動化率はFTMが34%から80%に、AATが34%から69%にそれぞれ上昇するという。自動化によってシームレスな生産工程が構築され、生産性と品質向上につながると説明している。

また、FTMでは生産シフトを2交代制とする計画で、新たに1,250人を増員する。この結果、AATと合わせたフォードの工場の従業員数は9,000人以上になる計画だ。

このほか、部品などの品質向上に向けたローカルサプライヤーとのネットワーク改善へ4億米ドルを投じる。250人規模の雇用創出につながるとみている。

フォードがタイでの自動車生産開始から25年になるが、単体の投資としては今回の9億米ドルが最大規模になる見通し。今回の投資を加え、タイでの累計投資額は34億米ドル余りに達する。フォードASEAN・アジア太平洋地区ディストリビューターズ・マーケッツのウィサドコシン社長は、「タイを戦略的な生産拠点と位置付けるフォードにとって、今回の投資は非常に重要な意義を持つ」と強調した。

なお、今回の投資は、あくまでフォード側の生産増強に関するもので、AATに50%を出資しているマツダ側の生産には関係しない。


関連国・地域: タイ米国
関連業種: 自動車・二輪車

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