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デモ弾圧に市民怒り、沈黙のスト呼び掛けも

5日に国軍のデモ弾圧による死者が出たミャンマー最大都市ヤンゴンで、市民の怒りが広がっている。同日夜には複数の住宅地で抗議を示す「鍋たたき」が行われたほか、出勤や外出をせずに抵抗する「沈黙のストライキ」を10日に実施することがインターネット上で呼び掛けられ始めた。

国軍の車両が近づいたことに気づき、避難しようと走るデモ隊の若者たち=5日、ヤンゴン(AFP/アフロ)

国軍の車両が近づいたことに気づき、避難しようと走るデモ隊の若者たち=5日、ヤンゴン(AFP/アフロ)

5日夜には、デモ隊が弾圧されたチミダインのほか、タムウェ、サンチャウン、カマユ、ヤンキンなど複数の郡区で、一部の市民が国軍を「悪霊」と見立てて台所の金物を打ち鳴らす「鍋たたき」を行った。

会員制交流サイト(SNS)では、12月10日の「世界人権デー」に合わせ、市民全てが出勤や外出を拒否する「沈黙のストライキ」を行うことが呼び掛けられた。

沈黙のストライキは3月24日にも実施。スーパーや小売店も閉店し、民間企業の大半が休業を強いられたが、今回の呼び掛けにどの程度の市民が応じるかは見通せない。

激しいデモ弾圧があったのは、ヤンゴンのチミダイン郡区。5日午前、30~40人の若者がデモを実施していたところに国軍の兵士が乗った小型トラックが後方からデモ隊に突っ込み、若者に向け発砲した。独立系メディアのミャンマー・ナウによると、少なくとも5人が死亡し、15人ほどが逮捕された。

国軍側は6日付の国営紙でヤンゴンのデモ鎮圧を報道。「違法な暴動を起こした」11人を逮捕し、そのうち3人が負傷したと書いたものの、死者の有無には触れなかった。

在ミャンマー米国大使館、国連ミャンマー事務所は5日、若者のデモは平和的に行われていたとして、国軍の武力行使を非難する声明を出した。

市民団体「政治犯支援協会(AAPP)」によると、2月のクーデター以降、12月4日までに国軍の武力行使により亡くなった市民は、分かっているだけで1,303人に達している。


関連国・地域: ミャンマー
関連業種: 社会・事件

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