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入国時の抗原検査への切り替えは延期へ

タイの観光・スポーツ省は11月30日までに、新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株による感染拡大が懸念されるものの、再度入国制限を強化する可能性は低いとの見方を示した。一方、タイ入国時の検査をPCRから抗原に切り替える計画は延期される見通しとなった。バンコクポストが伝えた。

ピパット観光・スポーツ相は会見で、「危機的な状況にならない限り、再度入国制限を強化することはない」と発言。11月から開始した「タイランドパス」による入国方式を継続する方針を示した。11月1~29日にタイを訪れた外国人旅行者は10万人に上っており、年内に30万~40万人に達する見通し。1~11月の外国人旅行者数20万人を大きく上回る見込みとなっていることで、政府としても手応えを感じているもようだ。

政府は26日、日本を含む感染リスクが低い63カ国・地域の新型コロナワクチン接種完了者を対象に隔離免除で入国を認める制度「テスト・アンド・ゴー(Test&Go)」のタイ到着時のPCR検査を、12月16日から抗原検査に切り替えると発表した。ただ、ピパット氏は同スキームについて「延期する必要がある」との見解を示した。対策としては、一層のワクチン接種を推進していくとしている。

保健省疾病管理局(DDC)は27日、南アフリカ共和国を含む8カ国(ボツワナ、エスワティニ、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、ジンバブエ)からの入国を停止すると発表。さらに、29日には、8カ国以外のアフリカ諸国からの入国者について、14日間の検疫隔離を義務づける方針を発表した。特定の施設での隔離となり、滞在中は3回のPCR検査を受けることになる。また、観光地で実施されている「サンドボックス」の対象外となる。

DDCによると、11月15日以降にアフリカ諸国から入国し、隔離期間が14日未満だった旅行者は国内に約200人いる。これらについては、入国後14日間が経過するまで観察を継続する。11月1~27日の南アフリカ諸国からの入国者数は、1,007人という。

■景気回復に向けた財政出動も

財務省は感染が再び急拡大する事態になった場合、景気回復に向けた資金を投入する用意があるとの見解を示した。第2次の緊急借り入れとして5,000億バーツ(約1兆6,800億円)を確保しており、そのうち2,500億バーツはまだ残っているとしている。

アーコム財務相は、「タイは感染がなくなるまで待つことはできない」とし、「経済の刺激と防疫を同時に進めていく政策を推進していく」との方針を示した。


関連国・地域: タイ
関連業種: 観光マクロ・統計・その他経済

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