• 印刷する

日本企業が製品や技術売り込み、輸入博で

中国上海市で輸入拡大を目的とした大型見本市「第4回中国国際輸入博覧会」が5日、開幕した。今年は127カ国・地域から約3,000社が出展し、うち日本企業は約300社。中国市場向けに製品や技術を売り込んだ。

パナソニックは4年連続の参加。今年は「環境」「健康養老」「清潔」をキーワードに製品や技術を展示した=6日、上海市

パナソニックは4年連続の参加。今年は「環境」「健康養老」「清潔」をキーワードに製品や技術を展示した=6日、上海市

パナソニックは今年、初めて「環境」をテーマにした製品や技術を展示。水素燃料電池などを披露した。

水素燃料電池は工場など工業用を中心に販売する。中国のクリーンエネルギー装置メーカー、中集安瑞科と提携し、水素燃料電池を使った電熱供給システムの共同開発や生産も進める方針。

コンビニなど小売店舗向けの省エネ管理システムも展示した。設備の稼働状況を分析して電力使用を最低限に抑えることが可能という。

パナソニック中国・北東アジアの本間哲朗総代表は、中国が脱炭素社会を目指す中、「変革の中で新しく生まれるビジネスチャンスをつかむことが大切だ」と語った。

■トヨタは燃料電池システムを紹介

トヨタ自動車は今年、来年2月に開催される北京冬季五輪に提供する予定の燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)を展示。燃料電池の技術や車載電池の再利用システムもアピールした。

中国大手自動車など5社と共同で開発した燃料電池システムを披露した。トヨタのFCVの新型「MIRAI(ミライ)」向けシステムをベースに、空気を燃料電池スタックに送り込むエアコンプレッサーを強化するなどして、出力をミライの60キロワットから101キロワットに高めた。中国の商用車市場向けに販売し、需要に応じて将来的には1万台以上の生産を目指す計画だ。

EVやハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)などに搭載された中古電池の検査システムも紹介した。

■キヤノン、今年は医療分野で出展

輸入博に4年連続参加しているキヤノンは今年、初めて「医療機器・医薬保健」エリアに出展。中国で医療分野の関心が高まっていることを受け、ブースでは1台1,000万~3,000万元(約1億7,700万~5億3,100万円)相当のCTスキャンや義歯をつくる装置など、中国の展示会では初披露となる製品を展示した。

キヤノン中国法人の中島浩司・副総裁は、中国の医療分野への投資が加速していると指摘した上で、「カメラやプリンターといった従来型事業に加え、医療分野での新規事業拡大を目指したい」と述べた。

総合楽器メーカーのヤマハは、輸入博に今回初めて出展。ブース中央に自動演奏機能付きピアノを展示し、来場者の視線を集めた。同社担当者は「輸入博は回を重ねるほどに規模が拡大し、注目度が高まっている。出展を機に幅広い分野の来場者に、事業領域を理解してもらいたい」と話した。

衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは昨年に続き2回目の参加。高さ2.5メートルの巨大3Dニットを展示し来場者を出迎えた。環境への取り組みとして、ジーンズの仕上げ加工時の水使用量を従来より大幅に削減する技術もアピールした。(上海・吉野あかね、山川冬子)

ユニクロは巨大3Dニットを展示した=6日、上海市

ユニクロは巨大3Dニットを展示した=6日、上海市


関連国・地域: 中国-全国日本
関連業種: 自動車・二輪車電機医療・医薬品繊維マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

ロームの天津工場、稼働を一部再開(18:37)

マッチング市場が拡大 恋愛・結婚多様化、80億元規模に(01/21)

(表)新型コロナウイルス感染者数(20日)(01/21)

春節連休のエネルギー不足阻止へ、常務会議(01/21)

2カ月連続の利下げ、過去最低の3.7%(01/21)

工情省、工業の安定成長が今年の最重要課題(01/21)

ネット企業の不正競争に規制強化、発改委(01/21)

国軍、北部パイプライン沿いに地雷を設置(01/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン