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八十二銀行が5位行と提携、支援事業を強化

長野県を基盤とする八十二銀行は、インドネシアに進出する企業の支援事業を強化する。27日には、同国5位行のマレーシア系バンクCIMBニアガと業務提携の覚書を交わした。八十二銀行がインドネシアの銀行と提携するのは初めてで、海外ではタイに続く2カ国目となる。【小故島弘善】

八十二銀行は、CIMBニアガとの提携により日系企業の資金調達や日本への送金サービスなどのほか、現地従業員への個人サービスを展開する。行員1人を派遣する予定で、需要をみながら駐在員事務所や支店の開設も検討していく考えだ。

記念式典に出席した小松哲夫常務取締役によると、顧客企業のうち約60社が既にインドネシア進出を果たしており、来年末をめどに10社ほどが新たに拠点を設ける予定。最近の動向については、「ここ2~3年でインドネシアへの進出企業が急増した。現地での当行の融資先は自動車関連企業やエプソンを代表とする電子精密機器企業が中心で、同国の需要を取り込もうとする企業の進出が加速している」と述べた。

八十二銀行は2005年にタイのカシコン銀行と同様の業務提携を締結し、CIMBニアガは海外2行目。同常務取締役は「経済が成熟してきたタイに比べ、インドネシアはまだ未成熟な新興国。内需が大きく、人口の6割がジャワ島に集中しているため、今後の伸びに期待できる」と語った。

海外拠点は、香港の支店1カ所のほか、大連、上海、バンコク、シンガポールに駐在員事務所を構える。日本国内では支店142カ所(このうち長野県124カ所)、出張所13カ所(同11カ所)を展開している。

■CIMB、日本地銀との提携強化

CIMBニアガは、日本の地方銀行との提携を強化することで日系企業とのつながりを高めている。昨年12月に静岡銀行と事業提携を結んだことを皮切りに、今後も提携銀行の数を増やしていく方針だ。来月にも地銀1行との提携を計画している。

現在はジャパンデスクに日本語で対応が可能なスタッフ2人を置く。提携先からの出向を合わせ、年内をめどに6人体制とする方針だ。

CIMBニアガの日系企業統括アドバイザーの工藤宏之氏は「日系大手の事業拡大に伴い、サプライヤーである中小企業の進出が相次いでいる。これまではアジアの進出は中国、タイが中心だったが、インドネシアの注目度が高まっている」と語った。顧客の海外支援強化を狙う地銀とCIMBニアガの思惑が合致しているため提携を進めているという。

CIMBニアガのアルウィン頭取は「当行は世界であらゆる金融商品を展開しており、八十二銀行の良きパートナーとなれる」と語り、今後の関係を深化させたい考えを示した。同行はインドネシア国内に859支店・営業所を展開。資産規模では国内5位、民間銀行では2位となっている。


関連国・地域: 中国タイインドネシア日本
関連業種: 自動車・二輪車金融IT・通信

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