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《日系進出》業務スーパー、香港初出店 きょうオープン、地元密着目指す

神戸物産が運営する「業務スーパー」の香港1号店が7日正午、新界・大埔に正式開業する。業務スーパーとしての海外進出は、ベトナムに次ぐ2カ国・地域目。香港では地元密着にこだわった多店舗展開を目指す。新型コロナウイルスの世界的流行が続き訪日できない香港市民に向け、まだ知られていない日本商品の魅力をアピールする。

業務スーパー香港1号店が開業、ソフトオープン中の6日には数十人が列を作った=大埔(NNA撮影)

業務スーパー香港1号店が開業、ソフトオープン中の6日には数十人が列を作った=大埔(NNA撮影)

1号店は大埔広福道105号に位置し、路面と地上2階部分の2フロア、総面積は約140平方メートル。通常営業時間は午前9時~午後9時で年中無休。

開店当初の取り扱いアイテム数は最大1,000種類をそろえる。全て日本商品で、うち8割が神戸物産による商品。初めは冷凍食品がメイン商品となるが、チルド商品や生鮮食品の品揃えも拡大する計画だ。

■知られていない日本商品を

正式代理店として香港で業務スーパーを運営する日本企業の幹部は、香港人が「おもしろい、珍しい」と思える日本の商品を提供したいと意気込む。

香港ではかねてより、百貨店の「崇光(そごう)」やイオンストアーズ香港、総合スーパーマーケットのアピタ、日本式百貨店「一田百貨(YATA)」などが日本商品を主力に展開している。近年は、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)グループがアジア向け業態として展開する「ドンドンドンキ」も快進撃が続く。

業務スーパー香港の運営企業幹部は、日本商品があふれるように見える香港だが、まだ香港人に知られていない日本商品は多数あると指摘。「大手メーカーの日本商品は香港のどこでも手に入るが、同じ商品ばかりではおもしろくない。アイデアの効いた日本商品はまだまだたくさんある」とNNAに語った。日本で人気の牛乳パック入りスイーツなどは香港でも魅力的だと述べ、これらの商品も来月には1号店で取りそろえる予定だと明かした。

■観光客より家族客

業務スーパーの香港進出計画は2019年から開始。香港市民に楽しい日本商品を届けたいという思いから、地元密着展開にこだわる。そのため、観光客が集まる繁華街でも中国本土旅客が集まるショッピングエリアでもない、大埔を1号店の地に選んだ。

2年で香港全域に10~15店を展開する計画。数カ月内に2号店の開店を予定するが、やはり地元の家族客をメインターゲットに進める。

運営企業幹部によると、コロナ禍で店舗賃料の値下がりが取り沙汰されるのは繁華街だけで、周辺地域の賃料はコロナ前から変わっていないという。ただ、賃料コストが高い香港島での展開にも意欲を示した。商品価格については、多店舗化計画を進めるに従い日本と同レベルと感じられるような安価設定を進めていくと説明した。

ソフトオープン中の6日午後、1号店前には30人以上が並んでいた。開店をのぞきに来たという30代後半の香港人男性は、日本のカレーやジュースなどを買い込んでいた。


関連国・地域: 香港日本
関連業種: 食品・飲料小売り・卸売り

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