電子図書館システム、タイの大学に輸出

韓国の電子図書館システム専門企業のフューチャーヌリは14日、タイの名門タマサート大学図書館と電子図書館ソリューションの供給契約を締結したと発表した。

フューチャーヌリは、最新技術を採用して国際標準に準拠した電子図書館ソリューション「ＴＵＬＩＰ」を同図書館に構築する。同社とタマサート大学は2018年にソリューション試演を行うなど、同社ソリューションの構築について協力してきた。ＴＵＬＩＰの導入により、タイの電子図書館サービスの向上を目指す。

■東南ア市場での展開視野

ＴＵＬＩＰはこれまで、韓国政府による海外援助事業を通じてウズベキスタンやベトナム、モンゴルなど８カ国・約30の図書館に納品された実績があるが、海外援助事業ではなく直接輸出するのは今回が初めて。フューチャーヌリはタイへの輸出を機に、東南アジア各国への進出を目指す。

フューチャーヌリはタイのタマサート大学に電子図書館ソリューションを供給する（同社提供）

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