住宅設備大手LIXIL(リクシル)は8日、タイ法人のトステムタイが首都バンコク北郊パトゥムタニ県ナワナコン工業団地で操業している工場屋根上に5メガワットの太陽光発電システムを設置すると発表した。今年10月の稼働を予定している。
LIXILグループが製造している太陽光発電システムを導入する。発電した電力は、同工場内で全量自家消費することで、事業で使用する電力の再生可能エネルギー化と年間約4,000トンの二酸化炭素(CO2)の排出削減を見込んでいる。投資額や電気料金ベースでのコスト削減効果などは明らかにしていない。
トステムタイの工場は、LIXILグループの住宅建材事業の生産拠点としては最大規模。敷地面積約59万平方メートル。鋳造から加工までを手掛けるアルミ一貫工場で、グループのアルミ建材の約30%を生産している。
太陽光発電システムの導入に当たっては、タイ投資委員会(BOI)の投資奨励制度と、日本とタイの二国間クレジット制度(JCM)を活用している。
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