2020年ミス・ユニバースのタイ代表に選ばれたアマンダ・オープダムさんが、タイ保健省の精神衛生大使を解任された。アマンダさんは、昨年10月にバンコクで開かれた反体制デモで、政府がデモ隊を排除するために放水などの暴力行為に出たことについてSNSでコメント。反体制デモを支持する姿勢を示し、一部の国民から批判を受けていた。
精神衛生局の局長は、アマンダさんの解任に際して「国民へのPRを担う大使は中立的立場にあるべきで、衝突を引き起こすような言動は慎むべきだ」と発言したが、個人的には納得がいかない。そもそもアマンダさんは暴力行為に抗議しているのであり、人としてまっとうな意見だと思う。
国内では、アマンダさん以外にも声を上げた有名人が何人も処分されている。民主主義国であるタイでは、言論の自由が認められているはずではないのだろうか。(ビ)
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